- そうじょう
- I
そうじょう【僧正】(1)僧綱(ソウゴウ)の最高位。 僧都(ソウズ)・律師の上に位し, 僧尼を統轄する。 のち, 大・正・権(ゴン)の三階級に分かれる。(2)現在では, 各宗の僧階の一。IIそうじょう【双調】(1)日本音楽の音名。 十二律の六番目の音。 中国十二律の仲呂(チユウリヨ)に相当し, 音高は洋楽のトにほぼ等しい。(2)雅楽の六調子の一。 {(1)}を主音とするもの。 呂旋音階に属する。IIIそうじょう【奏上】天皇に申し上げること。 申奏。 進奏。 上奏。IV
「総理大臣から事件の概要を~する」
そうじょう【奏杖】高貴な人に文書を渡すとき挟んで差し出す杖(ツエ)。 ふづえ。Vそうじょう【奏状】奏を記した文書。 太政官(ダイジヨウカン)から奉るものには, 事柄の大小に応じて, 書式に論奏・奏事・便奏の三段階があった。VIそうじょう【宋襄】中国, 春秋時代の宋の王, 襄公。VIIそうじょう【層状】重なって層をなしている状態。VIIIそうじょう【層畳】何重にもかさなること。IX「市の~して高く聳ゆる状は/即興詩人(鴎外)」
そうじょう【掃攘】はらいのぞくこと。 特に幕末, 外国を排撃すること。X「天下の人民力を戮(アワ)せて夷狄を~せんと/近世紀聞(延房)」
そうじょう【相乗】(1)二つ以上の数を掛け合わせること。(2)二つ以上の要素が相互に効果を強めあうこと。XIそうじょう【相承】⇒ そうしょう(相承)XIIそうじょう【相生】〔「そうしょう」とも〕(1)五行説で, 互いに他のものを生み出す関係。 木が火を, 火が土を, 土が金を, 金が水を, 水が木を生むとする。⇔ 相克(2)「相性」に同じ。 また, 相性がよいこと。XIII「お俊は庄兵衛と相剋, 彦右衛門と~なるべし/いさなとり(露伴)」
そうじょう【総状】ふさのような状態。XIVそうじょう【草城】⇒ 日野草城XVそうじょう【葬場・喪場】葬式を行う式場。 葬儀場。 斎場。XVIそうじょう【騒擾】事件などを起こして社会の秩序を乱すこと。「藩士の京師を~するもあり/日本開化小史(卯吉)」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.